「助成金ってうちももらえるの？」と思ったら最初に読んでほしい話
「助成金って、もらえる会社ともらえない会社があるんでしょう？」
「申請が大変そうで、うちは無理かなと思っていました…」
これは、実際に私が現場でよく耳にする言葉です。
でも実は、多くの中小企業が制度を知らないだけ”でチャンスを逃している**のが現実です。
■ 助成金は「返さなくていい支援金」
まず誤解されがちなのですが、
助成金は融資（借金）ではなく、返済不要のお金です。
厚生労働省が、「職場環境を良くする会社」「人材を育成する会社」を応援するために支給する制度です。
■ こんな会社が対象になります（ごく一部）
例えば、こんな取り組みが助成金の対象になります。
- 正社員を新しく採用した
- 非正規社員を正社員に転換した
- 育児・介護と仕事を両立できる制度を整えた
- 働き方改革（短時間勤務・テレワークなど）を導入した
つまり、多くの中小企業が「すでに取り組んでいること」も、制度を使えば助成対象になる可能性があるということです。
■ 助成金申請で大切な3つのポイント
助成金は条件を満たせば受給できますが、「知らなかった」「気づかなかった」だけで不支給になることも少なくありません。
ここでは、基本的な3つのポイントを押さえておきましょう。
① 計画は“事前に”出す必要がある
多くの助成金は、「これからこういう取り組みを始めます」という計画を事前に提出する必要があります。
「もうやっちゃったから、あとで申請しよう」はNGなケースがほとんどです。
② 労務管理が整っていることが条件
就業規則や労働条件通知書、賃金台帳などの整備がされていないと、審査に通らないことがあります。
また、過去に労働トラブルや不正受給がある場合も注意が必要です。
③ 書類の準備・提出が少し複雑
制度によって提出書類や要件が異なるため、専門家に相談しながら進めた方が確実かつ安心です。
■ 「うちももらえる？」が気になったら
助成金の制度は毎年のように更新され、種類も多岐にわたります。
「自社に合うものがあるか分からない」
「どうせうちは対象外だろう」
と思っている方ほど、思いがけない制度に該当していたというケースが多いです。
小さな一歩が、大きな支援につながります。
まずは「うちも対象になるのか知りたい」だけでも、お気軽にご相談ください。
